文部科学省 / 研究振興局 / 参事官(情報担当)

革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築

予算事業ID 1658 前年度事業 開始 2006年度 主要経費: 科学技術振興費 実施方法: 直接実施、補助、交付

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 297 億円 のうち 208 億円(70.2%)を執行。翌年度繰越 88.3 億円、不用相当額 784 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「執行等改善」。

FY2025 当初予算は 181 億円、FY2026 概算要求は 340 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「執行等改善」に対し、FY2024 当初は 189 億円 → FY2025 当初 181 億円(−4.3%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

事業の目的

我が国の科学の発展、産業競争力の強化に資するため、イノベーションの創出や国民の安全・安心の確保につながる最先端の研究基盤として、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)を構築・運用するとともに、この利用を推進し、画期的な成果創出と社会への還元を図る。

事業の概要

HPCIを構築するとともに、この利用を推進する。具体的には、「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(以下「共用法」という。)」の対象である「富岳」(※令和3年3月共用開始)と国内の大学等のスパコンを高速ネットワークで結び、多様なユーザーニーズに応える計算環境を提供するHPCIを構築するとともに、幅広い分野の研究者等による利用を促進する。/また、令和12年頃までに、開発主体である理化学研究所において「富岳」の次世代となる新たなフラッグシップシステムの開発・整備を行い、研究者等の共用に供する。(補助率:定額)

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 193 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 189 億円 要求の 98%現額 297 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 208 億円 執行率 70.2%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 784 万円 現額の 0%翌年度繰越 88.3 億円
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 96.7〜116.1%(3 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 執行等改善 FY2026 要求 340 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算189 億円
補正予算88.5 億円
前年度繰越18.9 億円
歳出予算現額297 億円

使い道

執行額208 億円
翌年度繰越88.3 億円
不用相当額784 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 17,307,800,000 円 17,384,300,000 円 17,336,000,000 円
2022 18,162,000,000 円 23,605,100,000 円 18,739,000,000 円
2023 18,114,438,000 円 23,657,539,000 円 21,753,638,000 円
2024 18,938,163,000 円 29,675,993,000 円 20,837,860,000 円
2025 18,118,300,000 円 72,970,192,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202117,307,800,000 円17,384,300,000 円17,336,000,000 円99.7%21,300,000 円2025年度シート
202218,893,700,000 円18,162,000,000 円23,605,100,000 円18,739,000,000 円79.4%23,990,000 円2025年度シート
202321,031,000,000 円18,114,438,000 円23,657,539,000 円21,753,638,000 円92.0%11,710,000 円2025年度シート
202419,324,607,000 円18,938,163,000 円29,675,993,000 円20,837,860,000 円70.2%7,839,000 円2025年度シート(改訂)
202524,720,880,000 円18,118,300,000 円72,970,192,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2024 当初 18,938,163,000 円 → FY2025 要求 24,720,880,000 円 → FY2025 当初 18,118,300,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 20,837,860,000 円(70.2%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2025 当初 18,118,300,000 円 → FY2026 要求 33,960,955,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

年度間の差異(1)

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
19,324,607,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
18,938,163,000 円
補正予算
8,845,639,000 円
前年度繰越
1,892,191,000 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
29,675,993,000 円
内訳(予算種別)
第1次補正予算 8,845,639,000 円(2件)、当初予算 18,938,163,000 円(9件)、前年度から繰越し 1,892,191,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
20,837,860,000 円
執行率
70.2%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
8,830,294,000 円
不用相当額
7,839,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
【事業の効果実績】・各アクティビティは、概ね順調に実施されており、アウトカム指標に関しても堅調に推移している。【国費投入の必要性】・本事業は、第6期科学技術・イノベーション基本計画(令和3年3月閣議決定)において、国は、共用法に基づく最先端の大型研究施設について、産学官の幅広い共用と利用体制構築、計画的な高度化、関連する技術開発等に対する適切な支援を行うこととされており、政策優先度の高い事業である。また、国内全体の計算環境を構築し、共通の計算基盤を提供する事業であり公共性が高く、地方自治体や民間等での事業実施になじまないものである。【事業の効率性】・一般競争入札の実施においては、過去の取引の状況から供給が可能と認められる事業者に積極的な周知を図るなど、その妥当性や競争性を確保している。随意契約の締結については、契約審査委員会に諮るなど、その理由や相手先について、その妥当性の内部審査を適切に行っている。随意契約締結後には、全ての随意契約実績の公表、監査の実施などの取組により、契約の妥当性についてチェックする体制を整えている。
改善の方向性
引き続き着実な事業運営を行う。
外部有識者点検
外部有識者による点検対象外(最終実施 2021年度)
推進チーム所見
事業内容の一部改善
本事業は長期継続事業であり、各アクティビティは、概ね順調に実施されており、アウトカム指標に関しても堅調に推移している。しかしながら、令和6年度決算において執行率が低くなっており、多額の不用額が生じていることから、要因を分析したうえで、予算執行の実績を適切に概算要求に反映すべきである。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット運転率[%]9097 107.77778
アウトプット開発の進捗率
アウトプット採択課題数※目標値は、令和5年度までは本格的に「富岳」が共用を開始した令和3年度実績を基準とし、着実な運用が実施されていることを評価。※令和6年度以降は、採択課題数が増加傾向にあることから、前年度実績を目標値として設定。[件]456484 106.14035
アウトプット実施課題数[件]2020 100
アウトカム・短期富岳の利用状況(ジョブ充填率)※過去2年間の平均値を目標値として設定。[%]85.690.7 105.95794
アウトカム・長期フラッグシップシステムを含むHPCIを利用した論文数※過去4年間の平均値を目標値とした。(239件+280件+214件+231件)/4≒241[件]239231 96.65272
アウトカム・短期フラッグシップシステムを含むHPCIの利用者数※前年度実績を目標値として設定。[件]39404574 116.09137

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
執行等改善
本事業では、想定外の調達手法の変更や仕様書構成の複雑化に対応する必要性が判明したことに伴い計画変更を行ったため、年度内に執行することができなかった。なお、執行できなかった予算は、翌年度に繰り越しており本年度において適正な執行を行う。
FY2025 当初予算(参考)
18,118,300,000 円
FY2026 概算要求
33,960,955,000 円
うち要望額
16,315,002,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 10 / 14 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

Aスーパーコンピュータ「富岳」の運用
スーパーコンピュータ「富岳」について、「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」に基づき、その共用を行う。
15,006,407,000 円
I企業等
スーパーコンピュータ「富岳」の保守等。
13,116,158,000 円
CHPCIの運営
HPCIの運営に係る総合調整等。/課題選定、共通窓口の運用及び利用者支援等/アクセスポイント東京の運用及びHPCI産業利用等の促進。HPCIの運営に必要な設備整備。
3,195,853,000 円
G次世代計算基盤に係る調査研究
ポスト「富岳」時代の次世代計算基盤の開発にあたり、我が国として独自に開発・維持するべき技術を特定しつつ、具体的な性能・機能等について検討を行う。
1,036,137,000 円
K国立研究開発法人・大学等
HPCIストレージ等の運用・保守、認証基盤システムの整備・運用、産業利用等の拡大。
967,039,000 円
E「富岳」の利用促進
「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律」に基づき、特定高速電子計算機施設に係る課題の選定を実施するとともに利用者への支援を実施。
893,369,000 円
N国立研究開発法人・大学等
ポスト「富岳」時代の次世代計算基盤の開発にあたり、我が国として独自に開発・維持するべき技術を特定しつつ、具体的な性能・機能等について検討を行う。
679,977,000 円
F「富岳」成果創出加速プログラム
「富岳」を最大限活用し、我が国の社会的・科学的に重要な課題に対して、世界に先駆けた成果を迅速に創出する。
565,140,000 円
M企業等
代表機関と連携して、「富岳」を最大限活用し、我が国の社会的・科学的に重要な課題に対して、世界に先駆けた成果を迅速に創出する。
319,704,000 円
L企業
一元的窓口業務の一環としての特定高速電子計算機施設の技術相談等を実施。
272,674,000 円