文化庁 / 文化資源活用課

国宝・重要文化財等の保存整備等

予算事業ID 1818 前年度事業 開始 1950年度 主要経費: その他の事項経費 実施方法: 直接実施、補助

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 718 億円 のうち 427 億円(59.5%)を執行。翌年度繰越 286 億円、不用相当額 5.4 億円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「執行等改善」。

FY2025 当初予算は 266 億円、FY2026 概算要求は 376 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 271 億円 → FY2025 当初 266 億円(−2.0%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

事業の目的

国民共有の財産である国宝・重要文化財等を確実に次世代に継承するために、所有者・管理団体等が行う文化財保護のための事業に対する国庫補助や、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)への助成を行う。また、文化財修理用資材の安定的な確保と当該資材に関わる技能者の育成を目的として「ふるさと文化財の森」システム推進事業等を実施する。

事業の概要

1.文化財保護法に基づき国が指定等した文化財の保存を図るため、有形の文化財(建造物、美術工芸品、民俗文化財等)については保存修理、防災施設の設置等に対して、また、無形の文化財(芸能、工芸技術、民俗芸能等)については伝承者養成や記録作成等に対して国庫補助を行う(補助率50%~85%)。/2.重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)が行う伝承者養成、技の錬磨の活動に対して助成する。/3.文化財建造物の修理用資材供給林(「ふるさと文化財の森」)の設定のほか、資材に関する普及啓発事業への支援を行うとともに、近現代の建築物及び土木構造物の適切な保護を図るため、緊急重点調査を実施する。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 399 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 271 億円 要求の 68.1%現額 718 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 427 億円 執行率 59.5%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 5.4 億円 現額の 0.7%翌年度繰越 286 億円
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 107.7%
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 執行等改善 FY2026 要求 376 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算271 億円
補正予算230 億円
前年度繰越217 億円
歳出予算現額718 億円

使い道

執行額427 億円
翌年度繰越286 億円
不用相当額5.4 億円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 28,384,800,001 円 51,075,800,001 円 35,099,000,000 円
2022 26,774,000,000 円 46,395,100,000 円 34,752,000,000 円
2023 27,259,600,000 円 57,952,501,000 円 35,409,454,000 円
2024 27,130,104,000 円 71,829,183,000 円 42,713,946,000 円
2025 26,600,604,000 円 74,257,579,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202128,384,800,001 円51,075,800,001 円35,099,000,000 円68.7%2,117,800,001 円2025年度シート
202234,015,200,000 円26,774,000,000 円46,395,100,000 円34,752,000,000 円74.9%533,100,000 円2025年度シート
202336,833,000,000 円27,259,600,000 円57,952,501,000 円35,409,454,000 円61.1%819,300,000 円2025年度シート
202439,852,400,000 円27,130,104,000 円71,829,183,000 円42,713,946,000 円59.5%538,313,000 円2025年度シート(改訂)
202541,748,514,000 円26,600,604,000 円74,257,579,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「現状通り」

FY2024 当初 27,130,104,000 円 → FY2025 要求 41,748,514,000 円 → FY2025 当初 26,600,604,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 42,713,946,000 円(59.5%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2025 当初 26,600,604,000 円 → FY2026 要求 37,600,709,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

年度間の差異(1)

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
39,852,400,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
27,130,104,000 円
補正予算
22,975,332,000 円
前年度繰越
21,723,747,000 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
71,829,183,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 27,130,104,000 円(8件)、第1次補正予算 22,975,332,000 円(3件)、前年度から繰越し 21,723,747,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
42,713,946,000 円
執行率
59.5%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
28,576,924,000 円
不用相当額
538,313,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
・本事業は、文化芸術推進基本計画(第2期)の重点取組2(⽂化資源の保存と活⽤の⼀層の促進)等に沿った事業を実施するものであり、国として実施する必要がある。・申請内容、積算等について、各事業要項に照らして精査するとともに、当該事業者が所在する都道府県・市町村の会計規則等による公正かつ客観的な基準に基づき契約等を行うことで効果的・効率的な執行に努めている。・執行率が低い理由としては、事業が大規模かつ複数年度に渡る工事となることや災害復旧の進捗により工事の着手が想定より遅れることがあるため、多くの事業が毎年繰越しを行うため、事業年度の執行率が低くなるという事情がある。
改善の方向性
今後とも、申請内容、積算等について効果的・効率的に執行されるよう精査するとともに、実績報告書の確認のほか、実施された取組や整備された施設、成果物の活用状況の現地確認、会計処理などの実地検査等を行い、より適正に補助金が執行されるよう努めたい。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: 事業目的は明確であり、施策目標の達成手段として適切なものとなっている。成果指標等は、事業目的の達成に向けた成果を測ることができる適切な指標等が設定されている。また、成果目標値の設定についても妥当なものと考えられる。引き続き、着実な事業運営を行うことが望まれる。(西野委員)
推進チーム所見
事業内容の一部改善
本事業は、執行率が70%未満になっていることから、事業の効率的かつ効果的な実施を努め、執行率の改善を図るなど引き続き検討を行うべきである。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット補助事業実施件数[件]32862851 86.76202
アウトカム・短期国庫補助事業により適切な保存活用が図られた国指定等文化財の割合(元年度:修復実施件数580件÷修復必要件数661件)[%]9096.9 107.66667
アウトカム・長期滅失・毀損による国指定文化財の解除件数[件]00

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
執行等改善
所見を踏まえ、執行額の要因分析を行うとともに、適切な予算執行に努める。
FY2025 当初予算(参考)
26,600,604,000 円
FY2026 概算要求
37,600,709,000 円
うち要望額
11,635,060,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 5 / 5 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

A奈良県など
所有者等が実施する国宝・重要文化財等の保存修理、防災施設の設置等に必要な経費を支出
42,492,471,000 円
B旧奈良監獄保存活用株式会社ほか
国宝・重要文化財等の保存修理、防災施設の設置等を実施
42,492,471,000 円
C個人ほか
重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)が実施する伝承者の養成、技の錬磨
207,000,000 円
D一般社団法人 日本茅葺き文化協会ほか
文化財建造物の修理用資材に係る普及啓発活動
7,065,000 円
E公益社団法人 日本建築士会連合会ほか
近現代の建築物及び土木構造物の適切な保護を図るため、緊急重点調査を実施
4,580,000 円