農林水産省 / 消費・安全局 / 動物衛生課

家畜伝染病予防費

予算事業ID 3191 前年度事業 開始 1944年度 主要経費: 食料安定供給関係費 実施方法: 負担、交付

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 195 億円 のうち 122 億円(62.6%)を執行。翌年度繰越 67.4 億円、不用相当額 5.7 億円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「現状通り」。

FY2025 当初予算は 47.6 億円、FY2026 概算要求は 47.6 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 57.6 億円 → FY2025 当初 47.6 億円(−17.4%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

近隣のアジア諸国を含めた世界各地で、口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、豚熱、アフリカ豚熱等の国際的に家畜の生産に大きな被害を及ぼしている家畜の伝染性疾病が発生しており、これらの疾病の病原体がわが国に侵入することが危惧されている。これらの家畜の伝染性疾病の発生予防のため、全国で一定水準の検査を定期的に実施するとともに、疾病発生時には適切かつ迅速にまん延防止措置を講じる。また、家畜の所有者においても、早期通報や衛生管理の徹底がなされる下支えを行うことにより、家畜の伝染性疾病のまん延を防止する。

事業の概要

都道府県は家畜伝染病予防法に基づき、畜産農家の巡回指導やモニタリング検査等による伝染病発生予防対策を実施し、伝染病発生時には特定家畜伝染病防疫指針等に基づき、家畜の殺処分等の伝染病まん延防止措置を実施している。農林水産省ではこれらの活動に対し、家畜伝染病予防法に基づき、/①口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、豚熱、ヨーネ病等の家畜伝染病の発生時に、殺処分した家畜等への手当金、焼却・埋却に要した費用の一部を、所有者に交付(患畜処理手当等交付金)。/②家畜伝染病予防法第16条に規定する、口蹄疫等の家畜伝染病の発生時に、殺処分した家畜等への特別手当金を所有者に交付(患畜処理手当等交付金)。/③都道府県が実施する家畜伝染病予防事業の費用の全部又は一部を負担。また、都道府県が移動制限に起因する売上げの減少額等を生産者に交付する場合、その一部を負担(家畜伝染病予防費負担金)。/④家畜伝染病予防法第17条の2に規定される指定家畜に係る殺処分や焼却・埋却に要した費用の全額を、所有者に交付(家畜伝染病予防費負担金)。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 57.6 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 57.6 億円 要求の 100%現額 195 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 122 億円 執行率 62.6%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 5.7 億円 現額の 2.9%翌年度繰越 67.4 億円
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果指標 2 件(達成率なし)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 現状通り FY2026 要求 47.6 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算57.6 億円
補正予算79 億円
前年度繰越54.5 億円
予備費等4.2 億円
歳出予算現額195 億円

使い道

執行額122 億円
翌年度繰越67.4 億円
不用相当額5.7 億円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 6,733,000,000 円 18,093,000,000 円 14,693,000,000 円
2022 3,733,000,000 円 10,476,000,000 円 7,982,000,000 円
2023 5,761,000,000 円 26,748,429,000 円 20,602,108,000 円
2024 5,761,356,000 円 19,534,166,000 円 12,229,406,000 円
2025 4,761,356,000 円 22,665,643,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
20216,733,000,000 円18,093,000,000 円14,693,000,000 円81.2%3,400,000,000 円2025年度シート
20223,944,000,000 円3,733,000,000 円10,476,000,000 円7,982,000,000 円76.2%410,000,000 円2025年度シート
20233,733,000,000 円5,761,000,000 円26,748,429,000 円20,602,108,000 円77.0%696,834,000 円2025年度シート
20245,761,000,000 円5,761,356,000 円19,534,166,000 円12,229,406,000 円62.6%567,694,000 円2025年度シート(改訂)
20255,761,356,000 円4,761,356,000 円22,665,643,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「現状通り」

FY2024 当初 5,761,356,000 円 → FY2025 要求 5,761,356,000 円 → FY2025 当初 4,761,356,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 12,229,406,000 円(62.6%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「現状通り」

FY2025 当初 4,761,356,000 円 → FY2026 要求 4,761,356,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

年度間の差異(1)

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
5,761,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
5,761,356,000 円
補正予算
7,900,000,000 円
前年度繰越
5,449,487,000 円
予備費等
423,323,000 円
歳出予算現額
19,534,166,000 円
内訳(予算種別)
第1次補正予算 7,900,000,000 円(2件)、当初予算 5,761,356,000 円(2件)、前年度から繰越し 5,449,487,000 円(1件)、予備費等1 423,323,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
12,229,406,000 円
執行率
62.6%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
6,737,066,000 円
不用相当額
567,694,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
令和6年度は、近隣国等で発生のあった口蹄疫、アフリカ豚熱については、国内での発生を予防することができた。また、本事業により、都道府県が発生予防の取組及び発生時の迅速かつ適切な防疫措置を実施できたことにより、豚熱は令和6年度で7事例、高病原性鳥インフルエンザは令和6年度シーズンで51事例発生があったが、シーズンを超えての発生や、飼養家きんに定着するような発生はなく、まん延を防止することができた。 現在においても、中国・韓国等近隣国地域での口蹄疫やアフリカ豚熱等の発生が継続し、台湾に漂着した豚の死体からアフリカ豚熱が検出されるなど、我が国への疾病侵入リスクは依然として高いことから、引き続き、都道府県が発生予防の取組及び疾病が発生した場合の迅速な防疫措置が実施できるよう、今後も、本事業を適切に執行する。 患畜処理手当等交付金については、家畜の評価額が適当であるか、また、当該動物の所有者の飼養衛生管理、早期通報、まん延防止措置等の状況を総合的に勘案し、手当金等の減額の有無を審査する等、引き続き適切な運営を確保する。
改善の方向性
家畜伝染病予防費負担金については、引き続き、都道府県に対するヒアリングにおいて、必要な対策に限った事業計画となっているか精査するとともに、事業実施内容の事後確認において、都道府県による家畜防疫に関して真に必要な経費のみを対象として交付することで、本事業の適切な運用を確保している。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: アウトカムの設定にもかかわる、「まん延」について、定義および基本的な考え方を、「概要・目的」の然るべきところに記載していただけると、それ以降の内容がわかりやすくなるかと思います。次に、アウトカムについてコメントいたします。101の家畜伝染病の予防及び家畜伝染病発生時のまん延防止対策について、「短中期的に目標を定めるものではない」という意見も理解できますが、まん延の手前の「リスクを低減する行動や状態の変化」であれば、短期的な目標として設定し、評価することが理屈の上では可能だと思います。例えば、飼養衛生管理基準の遵守率の向上、のような指標として、立入検査を実施した農場における、飼養衛生管理基準の遵守状況が「良好」または「改善済み」と評価された農場の割合などです。他には、家畜伝染病発生リスク要因の減少として、例えば立入検査において、特定の高リスクな衛生管理上の不備(例:消毒槽の不備、侵入防止対策の甘さなど)が指摘される件数または割合の減少などです。このような指標をすでに立ち入り検査時に把握されているのであれば、それを短期アウトカムとして設定し、全体として使用衛生管理や家畜伝染病発生リスクがどのように推移しているかを把握していくことも重要ではないかと考えます。また、患畜処理手当等交付金の交付についても、短期アウトカム設定について、たとえばまん延の前にコントロールすべきものとして、農林水産省HP上で公開される減額件数および事例が短期アウトカムの指標となりうるか(例えば減額農場数/発生件数など)など、検討の余地のある指標があればご確認いただければと思います。
推進チーム所見
事業内容の一部改善
・予算の執行状況が継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・外部有識者の指摘を踏まえた検討を行っていただきたい。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット家畜伝染病予防事業において、都道府県が行った牛及び豚の立入検査実施頭数[千頭]1100017145 155.86364
アウトプット手当金等の交付申請を受けた件数(当初見込み)と交付した件数(活動実績)。[件]400353 88.25
アウトカム・長期家畜伝染病の発生があった事例のうち、まん延防止措置が適切にできず、まん延させてしまった事例の件数。[件]00
アウトカム・長期家畜伝染病の発生があった事例のうち、疾病の発見遅れ、まん延させてしまった事例の件数。[件]00

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
現状通り
外部有識者の所見で指摘のあった「まん延」の基本的考え方については、「概要・目的」に追記を行った。また、併せて言及のあった短期アウトカムの設定については、本事業が家畜伝染病予防法の執行のための義務的経費であり、短中期的に目標を定めるものではないことから現在設定している成果指標等が適切であると考えているが、所見を踏まえ、より適切な成果指標等の設定が可能かどうかを含めて検討してまいりたい。
FY2025 当初予算(参考)
4,761,356,000 円
FY2026 概算要求
4,761,356,000 円
うち要望額
5,761,356,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 3 / 3 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

B都道府県
①3人以上の評価人が対象を評価 ②所有者からの患畜処理手当等交付金の申請を取りまとめ、国に進達 ③国から交付された手当金の申請者への支払
7,310,082,976 円
C患畜等の所有者
①都道府県知事の殺処分命令に基づき、患畜を殺処分②家畜伝染病の病原体により、汚染し、又は汚染したおそれがある場合、物品を焼却又は埋却
7,310,082,976 円
A都道府県
①予防事業計画立案 ②事業計画遂行 ③発生した家畜伝染病等に対応
4,919,323,174 円