農林水産省 / 農産局 / 貿易業務課

米管理経費(国内米買入費、輸入米買入費、米管理費)

予算事業ID 3208 前年度事業 開始 1926年度 主要経費: 食料安定供給関係費 実施方法: 直接実施、補助

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 1,813 億円 のうち 1,672 億円(92.2%)を執行。翌年度繰越 26.1 億円、不用相当額 116 億円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「現状通り」。

FY2025 当初予算は 1,947 億円、FY2026 概算要求は 2,549 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 1,760 億円 → FY2025 当初 1,947 億円(+10.6%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

事業の目的

主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(以下、「法」という。)に基づき、主要な食糧である米穀が主食としての役割を果たし、かつ、我が国農業の重要な農産物としての地位を占めていることにかんがみ、米穀の供給が不足する事態に備えた備蓄の機動的な運営、政府による主要食糧の買入れ、輸入及び売渡しの措置を総合的に講ずることにより、米穀の需給及び価格の安定を図り、もって国民生活と国民経済の安定に資する。

事業の概要

①備蓄運営については、政府による買入・売渡が市場へ与える影響を避けるため、通常は主食用途に備蓄米の販売を行わない棚上備蓄を実施する。また、基本的な運用として、適正備蓄水準100万トン程度(毎年6月末時点)を前提として、毎年播種前に20万トン~21万トンの政府買入れを行い、米穀の生産量の減少によりその供給が不足する事態に備える(通常は5年持越し米となった段階で、飼料用等の非主食用として販売する。)。/②WTO協定に基づく国際約束数量(77万玄米トン)を踏まえたMA米の輸入及び豪州枠の輸入を行う。/③当該買入れ又は輸入した米穀について、売渡しを行うまでの間の保管・備蓄、運送、加工等の業務(以下、「管理等業務」という。)を民間事業者に委託して行う。 /このうち、①は平成7年、②のうちWTO協定に基づくMA米の輸入は平成7年度より、豪州枠の輸入は平成30年度より、③の販売等業務については平成22年10月より実施。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 2,053 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 1,760 億円 要求の 85.7%現額 1,813 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 1,672 億円 執行率 92.2%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 116 億円 現額の 6.4%翌年度繰越 26.1 億円
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 91〜95.5%(2 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 現状通り FY2026 要求 2,549 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算1,760 億円
前年度繰越53.1 億円
歳出予算現額1,813 億円

使い道

執行額1,672 億円
翌年度繰越26.1 億円
不用相当額116 億円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 181,568,000,000 円 183,014,000,000 円 148,193,000,000 円
2022 156,553,000,000 円 158,102,942,000 円 158,257,000,000 円
2023 174,139,000,000 円 174,423,404,000 円 171,563,000,000 円
2024 176,025,587,000 円 181,338,537,000 円 167,173,345,199 円
2025 194,655,907,000 円 206,797,088,876 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
2021181,568,000,000 円183,014,000,000 円148,193,000,000 円81.0%33,811,871,000 円2025年度シート
2022191,591,000,000 円156,553,000,000 円158,102,942,000 円158,257,000,000 円100.1%要確認2025年度シート
2023186,357,000,000 円174,139,000,000 円174,423,404,000 円171,563,000,000 円98.4%要確認2025年度シート
2024205,344,000,000 円176,025,587,000 円181,338,537,000 円167,173,345,199 円92.2%11,553,783,925 円2025年度シート
2025222,973,779,000 円194,655,907,000 円206,797,088,876 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2024 当初 176,025,587,000 円 → FY2025 要求 222,973,779,000 円 → FY2025 当初 194,655,907,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 167,173,345,199 円(92.2%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「現状通り」

FY2025 当初 194,655,907,000 円 → FY2026 要求 254,864,805,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
205,344,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
176,025,587,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
5,312,950,000 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
181,338,537,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 176,025,587,000 円(4件)、前年度から繰越し 5,312,950,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
167,173,345,199 円
執行率
92.2%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
2,611,407,876 円
不用相当額
11,553,783,925 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
・主食である米穀については、主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律に基づき、国は米穀の供給が不足する事態に備えた備蓄を適確に実施している。平成22年度までの備蓄運営は、年間の政府備蓄米販売数量に見合う数量を買入れし、一定期間保管後に主食用等に販売する「回転備蓄方式」により行っていたが、豊作時の需給緩和時には、販売数量の抑制と販売数量を超える政府買入れを求められるなど、必ずしも基本ルールどおりの運営が行えず、古い年産の在庫が累積する結果となったため、平成23年度に備蓄運営の見直しを行い、「棚上備蓄方式」により、播種前契約での買入れを行い、適正備蓄水準及び年産構成を確保するため、毎年一定程度の年産を更新することとしている。・ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意において、MA米を受け入れた際、「米のミニマム・アクセス導入に伴う転作の強化は行わない」(平成5年12月17日閣議了解)との方針が決定されたことを踏まえ、国内産米に極力悪影響を与えないようにするとともに、国際約束を着実に履行する観点から、平成7年度より国家貿易による輸入を行っている。・CPTPPにおいては、現行の国家貿易制度の下でSBS方式による豪州枠(当初3年は6,000実トン→13年目に最大8,400実トン)が設定された。豪州政府との合意事項に基づき、適切に輸入を行っている。・米穀の販売等業務については、より効率的な業務執行を図る観点から、従来の国が個別に各業務実施者に委託する方式を見直し、平成22年10月以降は、一般競争入札により選定された民間事業者に包括的に委託する方式としている。
改善の方向性
・国内産米の備蓄については、令和5年度において備蓄米を非主食用に販売するとともに、競争入札により5年産米19万トンを買い入れることにより適正水準を確保したところ。令和6年度以降も、棚上備蓄制度の円滑な運営に向けて適宜検証を行い、適正水準の備蓄の保有に向け努める。また、不測の事態(米穀の供給不足等)には、備蓄米の放出に関して総合的な観点から判断できるよう、米に関する情報収集や緊急調査を実施し、消費者への米穀の安定供給に努める。・MA米及び豪州枠の輸入については、穀物相場や為替の動向等、産地国の供給余力等の情報収集に努めつつ適切に実施する。・米穀の販売等業務については、26年度に保管経費、28年度に運送経費を新たに入札対象に追加し、入札の競争性、透明性を高めたところ。引き続き米穀の管理等業務の効率化に努める。・一般競争入札において一者応札となったものについては、調達ポータルへの掲載による周知強化及び公告期間の確保等で対応。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: ・政府によるコメ管理は安定的食料供給の観点から不可欠である一方で、その運営コストは膨大なことから引き続き効率的で持続可能な制度運営に向けた努力を期待する。
推進チーム所見
事業内容の一部改善
・令和9年度の水田政策の見直しに向けた検討を不断なく進めていただきたい。・予算の執行状況、アウトプット、短期アウトカムともに継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・外部有識者の指摘を踏まえた検討を行っていただきたい。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット政府備蓄米の買入数量[万トン]2117 80.95238
アウトプット国際約束に基づくMA米の輸入数量(WTO協定:77万玄米トン、CPTPP協定:当初3年6,000実トン→13年目に最大8,400実トン)[万玄米トン]77
アウトプット政府所有米穀の販売等業務委託の受託事業者の選定数[社]33 100
アウトカム・短期成果実績:政府備蓄米の備蓄(在庫)実績数量達成度:「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」における適正備蓄水準100万トン程度に対する備蓄実績数量の比率[万トン]10091 91
アウトカム・短期成果実績:国際約束に基づくMA米の輸入数量達成度:国際約束数量に対するMA米の輸入数量の割合[万玄米トン]77
アウトカム・短期成果実績:民間事業者が管理している政府所有米穀の実績数量達成度:政府所有米穀の民間事業者への委託率[万トン]168
アウトカム・長期政府備蓄米の備蓄運営及び国家貿易によるMA米の管理が安定的に行われている状態の実現(アクティビティ1及び2の短期アウトカム達成率の5カ年平均)[%]10095.5 95.5

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
現状通り
本所見を含め、関係者の意見を幅広く伺いながら検討を進める。
FY2025 当初予算(参考)
194,655,907,000 円
FY2026 概算要求
254,864,805,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 10 / 21 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

B輸入業者(伊藤忠商事株式会社他18社)
①輸出国における現品の買付け/②本邦輸入港までの輸送/③本邦輸入港における引渡し等
106,180,538,000 円
A売渡業者(生産者団体、米穀卸売業者等)
買入契約の対象米穀の売渡しを行う
38,916,885,000 円
C受託事業体(丸紅食料株式会社他4社)
政府所有米穀の販売、保管、運送等の一連の業務を包括的に民間事業体に委託
21,025,905,000 円
K倉庫業者(株式会社上組他1社)
政府所有米穀に関する保管業務を行う
11,381,873,000 円
L運送業者(株式会社上組他1社)
政府所有米穀に関する運送業務を行う
3,811,261,000 円
M荷役業者(株式会社上組他1社)
政府所有米穀に関する荷役業務を行う
3,655,891,000 円
Q港湾荷役経費(株式会社上組 他7社)
輸入した米を船から倉庫まで搬入するための荷役経費等
2,902,439,000 円
P安全性検査経費(一般財団法人日本穀物検定協会他1社)
輸入商社に義務付けている食品衛生法に基づく残留農薬等の検査に係る経費等
1,064,521,000 円
D地方農政局(7件)
事業実施主体への補助金の交付事務、指導監督等
842,162,000 円
E集荷業者・団体
主食用米の需給安定に向けた取組
842,162,000 円