農林水産省 / 農産局 / 農業環境対策課

環境保全型農業直接支払交付金

予算事業ID 3447 前年度事業 開始 2011年度 終了予定 2029年度 主要経費: 食料安定供給関係費 実施方法: 補助

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 26.4 億円 のうち 26.1 億円(98.9%)を執行。不用相当額 2,964 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「年度内に改善を検討」。

FY2025 当初予算は 28 億円、FY2026 概算要求は 28.7 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「執行等改善」に対し、FY2024 当初は 26.4 億円 → FY2025 当初 28 億円(+6.2%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

事業の目的

農業の持続的発展と農業の有する多面的機能の健全な発揮を図るためには、意欲ある農業者が農業を継続できる環境を整え、国内農業の再生を図るとともに、農業が本来有する自然循環機能を維持・増進することが必要である。特に、環境問題に対する国民の関心が高まる中で、我が国における農業全体の在り方を環境保全を重視したものに転換していくとともに、農業分野においても地球温暖化防止、生物多様性保全等に積極的に貢献していくため、より環境保全に効果の高い営農活動が地域でまとまりをもって取り組まれるよう普及推進を図っていく必要がある。このため、自然環境の保全に資する農業の生産方式を導入した農業生産活動の実施を推進する事業を実施する農業者団体等に対する支援を行う。

事業の概要

① 化学肥料・化学農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動に取り組む農業者の組織する団体等に対して、取組面積に応じた支援を実施する(環境保全型農業直接支払交付金)。/② 環境保全型農業直接支払交付金の適正かつ円滑な実施のため、地方公共団体が実施する確認事務や効果検証等に対して支援を実施する(環境保全型農業直接支払推進交付金)。/【補助率:定額(①、②)】

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 28.4 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 26.4 億円 要求の 93%
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 26.1 億円 執行率 98.9%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 2,964 万円 現額の 1.1%
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 97.8〜113.3%(4 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 年度内に改善を検討 FY2026 要求 28.7 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算26.4 億円
歳出予算現額26.4 億円

使い道

執行額26.1 億円
不用相当額2,964 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 2,450,000,000 円 2,450,000,000 円 2,385,000,000 円
2022 2,650,000,000 円 2,650,000,000 円 2,454,000,000 円
2023 2,650,000,000 円 2,650,000,000 円 2,552,184,000 円
2024 2,641,177,000 円 2,641,177,000 円 2,611,538,000 円
2025 2,803,671,000 円 2,803,671,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
20212,450,000,000 円2,450,000,000 円2,385,000,000 円97.3%65,000,000 円2025年度シート
20222,926,000,000 円2,650,000,000 円2,650,000,000 円2,454,000,000 円92.6%196,000,000 円2025年度シート
20232,831,000,000 円2,650,000,000 円2,650,000,000 円2,552,184,000 円96.3%97,816,000 円2025年度シート
20242,841,000,000 円2,641,177,000 円2,641,177,000 円2,611,538,000 円98.9%29,639,000 円2025年度シート
20253,128,359,000 円2,803,671,000 円2,803,671,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2024 当初 2,641,177,000 円 → FY2025 要求 3,128,359,000 円 → FY2025 当初 2,803,671,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 2,611,538,000 円(98.9%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「年度内に改善を検討」

FY2025 当初 2,803,671,000 円 → FY2026 要求 2,870,832,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
2,841,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
2,641,177,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
0 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
2,641,177,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 2,641,177,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
2,611,538,000 円
執行率
98.9%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
0 円
不用相当額
29,639,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
令和6年8月に第三者委員会による本交付金事業の第2期(令和2年度~令和6年度)の最終評価の結果が公表され、本交付金については、農業現場での安定した環境保全型農業の活動を支えるために必要な事業として評価でき、また、地球温暖化防止や生物多様性保全等の効果があったと評価できるとされたところである。一方、令和7年度から開始する第3期対策に向けては、「交付金の効果的な運用に向けた見直し」、「申請者の負担軽減に向けた対応」、「トレードオフ解消に向けた対応」、「全国共通取組の見直しと地域特認取組から全国共通取組への移行」及び「令和9年度を目標とした更なる制度の見直し」について、検討を進めることとされたところである。このため、最終評価の結果を踏まえ、令和7年度から開始した第3期対策においては、主に以下の内容についての見直しを実施したところである。・単収が低く不安定な移行期の重点支援を図るため、有機農業の取組の交付単価を増額(12,000円/10a→14,000円/10a)・「長期中干し」や「冬期湛水管理」など、水資源の管理や生き物調査等の地域ぐるみの活動と併せて取り組むことで効果的な推進が期待できる取組を多面的機能支払交付金に移管・事務負担軽減のため、複数あった本交付金の報告様式を統一することによる簡略化や、市町村による有機農業の取組の現地確認を全数検査から抽出検査への見直しの実施・「堆肥の施用」、「緑肥の施用」及び「総合防除」に取り組む場合であって、主作物が水稲であるときは、長期中干しや秋耕等のメタン排出削減対策をセットで実施することを要件化・「堆肥の施用」について、水田からのメタン排出量が過剰に増えないよう堆肥の最低投入量を見直し・メタン排出削減対策として「長期中干し」を実施する際には、地域の生物相に応じ、地域単位では中干し時期の分散やビオトープの設置、ほ場単位では生物の避難場所となるビオトープの設置を行うなど、水生生物への影響緩和を努力義務として位置付け・「不耕起播種」について、第2期(令和2年度~令和6年度)中の取組実績を踏まえると、今後の本交付金による実施面積の拡大が見込めないことなどから廃止・地域限定で支援していた「総合防除」「炭の投入」について、取組地域が増加し、全国的な普及が見込めることから、新たに全国共通取組として設定することで、全国の農業者が取り組めるよう見直しを実施一方、本交付金については、実施面積が約9.1万ha、実施市区町村数も894市区町村にとどまっている。本交付金の対象者は農業者の組織する団体を基本としており、個人の農業者では支援を受けることが困難な状況。また、都道府県及び市区町村の費用負担が必要であり、地方財政措置が講じられているものの、予算措置が実施困難な市区町村も存在。さらに、実施面積の増加に伴い、予算額も増加する。特に、有機農業は取組の実施による単収の減少が取組推進のボトルネック。
改善の方向性
令和7年度から開始した第3期対策については、事業の見直し内容を踏まえて、引き続き、環境保全型農業の取組の普及・推進を進めていく必要。また、食料・農業・農村基本計画(令和7年4月11日閣議決定)において、「2027 年度を目標に創設する新たな環境直接支払交付金については、現行の環境保全型農業直接支払制度を見直し、みどりの食料システム法の認定を受けた農業者が先進的な環境負荷低減の取組を行う場合に、導入リスク等に応じた仕組みとすること、支援対象となる環境負荷低減の取組及び支援水準は、その取組の普及状況や技術開発等に応じて定期的に見直しを行うことを考慮しつつ検討する」こととされており、引き続き、検討を進めていく必要。
外部有識者点検
公開プロセス(最終実施 2025年度)
推進チーム所見
事業内容の一部改善
・予算の執行状況、アウトプットともに継続して良好であり、引き続き事業の効果的・効率的な実施に努めていただきたい。・公開プロセスの取りまとめコメントを踏まえた検討を行っていただきたい。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット本交付金の支援対象取組の実施面積[万ha]9.39.1 97.84946
アウトカム・短期本交付金の支援対象取組の実施を通じた温室効果ガス削減量[万tCO2/年]1517 113.33333
アウトカム・短期本交付金の生物多様性保全に貢献する取組の実施ほ場における指標生物スコア[--]3.93.9 100
アウトカム・短期環境保全型農業の実施による農業経営の発展
アウトカム・中期本交付金の支援対象取組の実施面積[万ha]9.39.1 97.84946
アウトカム・中期本交付金事業の実施市区町村数[--]899894 99.44383
アウトカム・長期本交付金の支援対象取組の実施を通じた温室効果ガス削減量[万tCO2/年]
アウトカム・長期本交付金による有機農業の実施面積[万ha]

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
年度内に改善を検討
・環境保全型農業の実施に伴う、農業経営への影響については、他部署が実施する調査なども活用しながら分析を進めてまいりたい。・本交付金を活用していない地方自治体を対象にしたアンケート調査の実施を検討し、ボトルネックを分析してまいりたい。・現場を対象とした調査の実施に当たっては、デジタルツールの活用を検討するとともに、他部署が実施している調査との重複の排除に努めてまいりたい。・農業者が環境保全型農業に取り組む際に役立つ情報について、農林水産省Webサイトにとりまとめ、公開することを検討してまいりたい。
FY2025 当初予算(参考)
2,803,671,000 円
FY2026 概算要求
2,870,832,000 円
うち要望額
2,870,832,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 6 / 6 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

A地方農政局等
管内の都道府県に対する交付金の交付事務
2,593,941,862 円
B都道府県(45道府県)
各都道府県内の市町村等に対する交付金の交付事務、本交付金事業の推進
2,593,941,862 円
D市町村(894市町村)
各市町村内の農業者団体等に対する交付金の交付事務、本交付金事業の推進
2,581,066,864 円
F農業者団体等(3,369件)
化学肥料・化学農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動の実施、当該活動の推進
2,523,747,612 円
C北海道
本交付金事業の推進
17,596,576 円
E推進組織(2組織)
本交付金事業の推進
270,000 円