消費者庁 / 消費者制度課

消費者契約に関する制度の企画立案

予算事業ID 462 前年度事業 開始 2009年度 主要経費: その他の事項経費 実施方法: 直接実施

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 7,437 万円 のうち 4,735 万円(63.7%)を執行。不用相当額 2,702 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「現状通り」、翌年度要求への反映は「現状通り」。

FY2025 当初予算は 5,936 万円、FY2026 概算要求は 7,119 万円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 7,437 万円 → FY2025 当初 5,936 万円(−20.2%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

消費者契約法の適切な運用を行うとともに、時宜にあわせて必要な制度改善を図ることで、消費者にとって安全・安心な取引環境及び健全な取引市場を実現し、消費者利益の擁護、ひいては国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

事業の概要

消費者被害については、一般的な民事紛争の解決方法に照らすと、被害を受けた消費者が、自ら事業者を相手取って被害回復のための行動を取ることが基本となる。しかし、消費者と事業者との間には情報の質及び量並びに交渉力の格差があることから、消費者の利益の擁護を図るため、平成13年4月1日に消費者契約法が施行された。同法は、消費者が事業者と結んだ契約(消費者契約)について、不当な勧誘による契約の取消しや不当な契約条項の無効等を規定しており、民事ルールである本法が活用されることで、消費者契約に関するトラブルの公正かつ円滑な解決に資することが期待される。本事業では、同法の適切な運用を行うとともに、同法を含む消費者法制度について、時宜にあわせた改善の方向性に係る検討などを実施している。/具体的には、以下の業務(アクティビティ)を実施。//・消費者契約法を始めとする消費者法制度について見直しの検討や必要な調査等を行う。/・消費者契約法の運用を行うとともに、消費者契約法の周知・啓発に取り組む。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 9,500 万円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 7,437 万円 要求の 78.3%
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 4,735 万円 執行率 63.7%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 2,702 万円 現額の 36.3%
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 現状通り 成果達成率 60.6%
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 現状通り FY2026 要求 7,119 万円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算7,437 万円
歳出予算現額7,437 万円

使い道

執行額4,735 万円
不用相当額2,702 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 13,000,000 円 17,000,000 円 20,000,000 円
2022 18,600,000 円 18,600,000 円 26,000,000 円
2023 38,000,000 円 38,000,000 円 19,948,000 円
2024 74,371,000 円 74,371,000 円 47,346,074 円
2025 59,362,000 円 102,362,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202113,000,000 円17,000,000 円20,000,000 円117.6%要確認2025年度シート
202244,000,000 円18,600,000 円18,600,000 円26,000,000 円139.8%要確認2025年度シート
202366,300,000 円38,000,000 円38,000,000 円19,948,000 円52.5%18,052,000 円2025年度シート
202495,000,000 円74,371,000 円74,371,000 円47,346,074 円63.7%27,024,926 円2025年度シート
202562,738,000 円59,362,000 円102,362,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2024 当初 74,371,000 円 → FY2025 要求 62,738,000 円 → FY2025 当初 59,362,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 47,346,074 円(63.7%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2025 当初 59,362,000 円 → FY2026 要求 71,185,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
95,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
74,371,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
0 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
74,371,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 74,371,000 円(6件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
47,346,074 円
執行率
63.7%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
0 円
不用相当額
27,024,926 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
消費者契約法に代表される消費者法は、これまで累次の改正を繰り返してきたが、高齢化やデジタル化の進展等に伴い、消費者を取り巻く環境が日々変化している現代においては、これまでのように消費者法を個別課題ごとに都度対応するために改正を行っても、消費者取引の安心・安全を十全に実現するのは難しくなりつつある。その根拠として、令和5年の消費生活相談件数は前年より増加していること(91.4万件)、高齢化の進展により認知機能が不十分な消費者の割合が拡大していること(2023年時点で全人口の3割が高齢者)、人間関係やコミュニティーの希薄化、飛躍的な技術革新がもたらす消費社会の複雑多様化・取引の個別化等により、誰もが単独で十全な意思決定をすることがこれまでより一層困難になっていること、消費者が単独で取引に関わる機会が増え、自ら対処することが困難で周りも気付きにくいトラブルにさらされる可能性が高まっていること等、消費者の力を弱めたり危害にさらされやすくする状態が急速に拡大している等の社会的背景が挙げられる。このような消費者取引環境の変化を受け、衆・参両院からは「既存の枠組みに捉われない抜本的かつ網羅的なルール設定の在り方について検討を開始すること」という附帯決議(消費者契約法の令和4年改正時)がなされており、我が国において、消費者契約法を中心に、既存の枠組み捉われることなく、消費者法制度を抜本的に再編・拡充するための検討を進めていくことは立法府の要請に添った取組であるとともに、社会的背景を捉まえた適切な取組であると考える。また、前述のとおり、消費者を取り巻く環境が大きく変化する中においては、現行の消費者契約法も十分に活用されることで足下の消費者被害を防止していく必要がある。実際に、悪質ホスト問題に関して注意喚起を呼びかけるために作成した広報チラシについて、令和6年度は全国の消費生活センターに配布する等の対応を行っており、その結果はこれから測定していく必要があるものの、一定の有効性があると考えられる。こういった現状を踏まえ、現行法について適切に運用するともに、その内容について事業者や消費者に広く周知することで、更なる活用を促していくことが重要である。以上により、国費を投入する必要性は高い事業であると考える。他方、本事業の課題としては、消費者法制度を理念から見直すことは、消費者が単独で検討するには広範なテーマであること、社会的な背景を十分に反映するため、消費者法制に限らず、多種多様な有識者の知見を取り込むとともに、海外の法制度に関する状況なども把握する必要があること、事業者に対する消費者契約法に係る周知・広報が不足していることなどが挙げられる。
改善の方向性
消費者法制度の見直しに向けた検討については、消費者庁から消費者委員会に諮問を行い、消費者委員会に令和5年11月に設置された「消費者法制度のパラダイムシフトに関する専門調査会」においてより具体的な議論を開始し、令和7年7月には答申がなされた。本年度事業においては、答申の内容を十分に踏まえ、消費者契約法を中心に、規律の対象・射程の拡充、様々な規律手法の活用などを含む法改正を行うため有識者からなる検討会を設置し、引き続き法改正に向けた具体的な検討を進めていく。また、周知・啓発については、関連事業において、消費者などに団体に関する活動情報などを効果的かつ効率的に伝えるため、令和6年4月からCOCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイト(https://cocolis.caa.go.jp/)を運用しているところ。こういったサイトの活用も視野に入れつつ、事業者も含めた広い対象に、より効果的な周知・広報する手段を検討していく。
外部有識者点検
外部有識者による点検対象外(最終実施 2022年度)
推進チーム所見
現状通り
予算の増額に伴い、執行率の低下がみられるところ、引き続き必要性・効率性・有効性を検討した上で、適切な予算執行に努めること。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット消費者契約法、消費者法制度の在り方等に関する会合、有識者との意見交換・ヒアリング等の実施回数[回]3065 216.66667
アウトプット消費者や事業者又は事業者団体に対して実施した消費者契約法等に関する研修・説明会等の回数[回]1018 180
アウトカム・短期消費者法制度の現代化の実現
アウトカム・短期消費者契約法の認知度[%]5030.3 60.6
アウトカム・中期消費者契約法の活用[件]
アウトカム・長期消費者契約法等の活用を通じた消費者にとって安全・安心な社会の実現

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
現状通り
所見を踏まえ、引き続き必要性・効率性・有効性を検討した上で、適切な予算執行に努めてまいりたい。
FY2025 当初予算(参考)
59,362,000 円
FY2026 概算要求
71,185,000 円
うち要望額
5,000,000 円
主な増減理由
消費者契約法を中心に、規律の対象・射程の拡充、様々な規律手法の活用などを含む法改正を行うため、有識者が議論する検討会の運営費用や、必要な調査費用について、増額要求を行っている。

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 9 / 9 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

Aワールドインテリジェンスパートナーズジャパン株式会社
諸外国の消費者法制度に係る種々の手法の組合せに関する調査・分析業務
12,375,000 円
B公益社団法人商事法務研究会
消費者被害の拡大を防止するための実効性の高い手法等に関する調査研究業務
6,116,000 円
C株式会社船井総合研究所
「解約料の実態に関する研究会」の運営支援業務
2,054,943 円
D扶桑速記印刷株式会社
速記録作成業務
525,789 円
E株式会社教宣文化社
消費者契約法パンフレットの梱包・発送業務
340,824 円
F株式会社太陽美術
悪質ホストクラブ等問題に係る注意喚起チラシの印刷業務
331,100 円
G株式会社教宣文化社
悪質ホストクラブ等問題に係る注意喚起チラシの梱包・発送業務
322,454 円
H株式会社太陽美術
消費者契約法パンフレットの増刷業務
232,925 円
I株式会社サイマリンガル
CMAへの消費者法制度に関するヒアリング調査に係る通訳業務
71,500 円