消費者庁 / 参事官(公益通報・協働担当)

公益通報者保護制度の推進

予算事業ID 463 前年度事業 開始 2009年度 主要経費: その他の事項経費 実施方法: 直接実施

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 1.4 億円 のうち 9,366 万円(67.6%)を執行。不用相当額 4,480 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「現状通り」、翌年度要求への反映は「現状通り」。

FY2025 当初予算は 1.5 億円、FY2026 概算要求は 1.5 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 9,060 万円 → FY2025 当初 1.5 億円(+62.6%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

公益通報は、消費者の安全・安心を損なう事業者の法令違反を早期に是正し、被害の防止を図る点で消費者の安全・安心に資するものである。また、事業者にとっても、通報に適切に対応し、リスクの早期把握及び自浄作用の向上を図ることにより、企業価値及び社会的信用を向上させることができ、社会全体の利益を図る上で有用である。これらの意義を踏まえ、公益通報者保護制度の周知・啓発、通報窓口の整備促進、運用に関する情報収集・調査研究等を実施することで、公益通報者保護制度を推進し、公益通報者が守られるとともに、事業者においてコンプライアンス確保が図られ、社会経済の健全な発展が進むことを目的とする。

事業の概要

・労働者及び事業者に向けた公益通報者保護制度の周知・啓発に必要な動画・研修素材等を作成し、これらを活用した周知・啓発活動を行う。/・改正公益通報者保護法の施行により義務付けられた事業者の内部公益通報対応体制の整備義務(中小事業者は努力義務)に関し、民間事業者及び行政機関における体制整備状況に関する実態調査結果も踏まえ、事業者向けの研修会の実施等を通じ整備促進を図るとともに、体制整備状況の把握に努め、事業者の自主的な取組を促進する施策等を実施する。/・国内・海外における公益通報者保護制度に関する実態調査を行い、周知・啓発や体制整備の促進、法制度の見直しにいかす。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 9,100 万円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 9,060 万円 要求の 99.6%現額 1.4 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 9,366 万円 執行率 67.6%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 4,480 万円 現額の 32.4%
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 現状通り 成果指標 4 件(達成率なし)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 現状通り FY2026 要求 1.5 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算9,060 万円
前年度繰越4,785 万円
歳出予算現額1.4 億円

使い道

執行額9,366 万円
不用相当額4,480 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 67,000,000 円 63,000,000 円 49,000,000 円
2022 92,200,000 円 92,200,000 円 46,000,000 円
2023 102,000,000 円 190,000,000 円 144,473,000 円
2024 90,604,000 円 138,454,000 円 93,658,000 円
2025 147,329,000 円 147,329,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202167,000,000 円63,000,000 円49,000,000 円77.8%14,000,000 円2025年度シート
202260,000,000 円92,200,000 円92,200,000 円46,000,000 円49.9%46,200,000 円2025年度シート
2023116,200,000 円102,000,000 円190,000,000 円144,473,000 円76.0%要確認2025年度シート
202491,000,000 円90,604,000 円138,454,000 円93,658,000 円67.6%44,796,000 円2025年度シート
2025235,326,000 円147,329,000 円147,329,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2024 当初 90,604,000 円 → FY2025 要求 235,326,000 円 → FY2025 当初 147,329,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 93,658,000 円(67.6%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2025 当初 147,329,000 円 → FY2026 要求 147,329,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
91,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
90,604,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
47,850,000 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
138,454,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 90,604,000 円(5件)、前年度から繰越し 47,850,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
93,658,000 円
執行率
67.6%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
0 円
不用相当額
44,796,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
<必要性>公益通報者保護制度の推進による、企業不祥事等の早期是正が図られる環境の整備は、企業等の法令遵守を促進し、消費者が安心して安全で豊かな消費生活を営むことができる社会の実現につながることから、必要性が高い事業である。<効率性>令和6年度の執行率が67.6%となっており、令和5年度(76%)から落ちている。これは、令和6年度では法制度の見直しを主たる業務として行っており、令和5年度と比較して、実態調査や周知・啓発に係る業務が減少したためである。<有効性>公益通報者保護制度についてより効果的な周知広報を行うため、令和5年度補正予算に基づき、ターゲット(経営層・就労者)を絞った上でそれぞれに対応した広報物を作成し、また電車広告等これまでにない媒体を活用して周知啓発を行った。なお、指標ともなっている説明会の参加人数について、令和6年度は過年度よりも減少しているが、これは同年度は過年度と比較して、対面での開催が多かったこと、法制度見直し業務に注力したのに伴い説明会の開催回数自体が減少したことに起因しており、限られたリソースの中で適切に実施出来ていると考える。また、令和2年改正法附則第5条の検討条項を踏まえ、令和6年5月から有識者により構成される「公益通報者保護制度検討会」を開催した。その場では近年の法制度を巡る国内外の動向や改正後の施行状況を踏まえた課題について検討が行われ、同年12月に報告書を取りまとめられた。その後、同報告書の内容を踏まえて法案の検討を行い、令和7年3月4日に「公益通報者保護法の一部を改正する法律案」が閣議決定され、同法律案は第217回国会に提出された。
改善の方向性
消費者庁では有識者検討会報告書を踏まえて法案の検討を行い、令和7年3月4日に「公益通報者保護法の一部を改正する法律案」が閣議決定され、同法律案は第217回国会に提出され、同年6月4日に成立、同月11日に公布された。同改正法は、公布の日から起算して1年6月を超えない範囲内において政令で定める日から施行されることとされており、施行に向けて必要な対応を行っていく。また、制度の浸透が道半ばである中、改正後の制度が正しく理解されるよう、分かりやすい解説動画やリーフレットを作成し、様々な媒体を通じて国民や事業者に対する周知を徹底していく。加えて、今回の法改正等を踏まえて、不利益取扱いの範囲や事業者が周知すべき事項等について明確化を図るため、体制整備義務に関して事業者がとるべき措置を定めた法定指針を改正する方向で検討していく。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: ①アウトカムの指標について、認知度及び理解度を用いることは他省庁でもよく見られるところであるが、実際には、白か黒かといった割り切りで済むものではなく、指標としては曖昧なものでしかない。より具体的な「程度」を織り込んだ指標とする努力が必要であるように思われる。また、本件では、短期指標に「認知度」、中期指標に「理解度」を用いているが、短期・中期で異なる指標を用いることは、短期指標が、中期的にどのような状態にあるかは問わないとも解されているようにも見受けられる。つまり、短期と中期で、異なる指標を用いる場合には、相互に関連しあっているものであることが前提になっている必要があり、このことは配布資料の「後続アウトカムへのつながり」にも触れられている。ただ、定性的に両者には関連がみられるということだけでは十分でなく、本件でも、認知度の当初目標が「30%」とし、中期指標の理解度の当初目標が「25%」とすることが、認知者の8割程度が理解している可能性があるといったエビデンスがあってしかるべきではないかと思われる。②公益通報者保護制度に対する認知度及び理解度を高めるためのアクティビティとして、説明会以外の多様な活動に取り組んでいるのであれば、それらの実績も広く公表すべきではないか(そうすることで短期アウトカムとのつながりがより確保できると思われる。)。また、制度の周知方法として紙媒体だけでなく動画作成等、多様な方法の検討及びそれらの実績の公表も必要ではないか。③成果指標の目標水準について、前年度実績や施策内容を踏まえ、より意欲的な水準を設定すべきではないか。④民間事業者(義務対象)の体制整備状況については、実態調査や報道等を端緒とするだけでなく、より幅広い企業の履行状況を網羅的に把握できるようさらなる工夫が必要ではないか。⑤制度の認知と普及を促進するという政策の狙いは妥当だし、その必要性は高いと考えられるが、体制整備促進において「短期アウトカム」と「中期アウトカム」、通常前のアウトカムが後のアウトカムに段階的に発展していくモデルを提示する必要があるので、「義務」「努力義務」の順番に並んでいる。発現経路について、もう少し工夫する余地があるのではないか。⑥アウトプットがアクセス数でアウトカムが体制整備という点もロジックがどの程度つながっているのか。その他の要因も複数絡んでくるのではないだろうか。⑦体制整備に関して、義務対象の事業者においては「目標値」は常に100%とすることが適当ではないか。
推進チーム所見
現状通り
有識者点検にて指摘のあったアウトカムの指標設定などはよく検討されたい。引き続き調達の競争性を確保しつつ、公益通報者保護制度の効果的な周知広報など適切な予算執行に努めていただきたい。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット説明会参加者数[人]2000424 21.2
アウトプット消費者庁ウェブサイト「はじめての公益通報者保護法」へのアクセス数[件]2000028523 142.615
アウトカム・短期就労者の公益通報者保護制度に対する認知度[%]
アウトカム・短期民間事業者(義務対象)における窓口設置等の体制整備状況[%]
アウトカム・中期就労者の公益通報制度に対する理解度[%]
アウトカム・中期民間事業者(努力義務対象)における窓口設置等の体制整備状況[%]
アウトカム・長期公益通報者保護制度の社会全体における定着状況[%]
アウトカム・長期民間事業者(義務対象・努力義務対象)における実効性のある体制整備状況[%]

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
現状通り
①本制度について、「認知」することなく「理解」することはできないため、「理解度」は「認知度」の後指標として適切と考えている。②御指摘を踏まえ、「アクティビティ」欄に実際に行っている取組を追記した。③御指摘を踏まえ、各成果指標の目標値を上げられないか検討・修正した。④民間事業者の体制整備状況については、定期的に、統計的な実態調査を通じて、また、随時、報道等を端緒とした法執行等を通じて把握しているところ。令和5年度に実施した実態調査は有効回答数3千人超であり、既に網羅的な状況を把握している。なお、より効果的な把握方法は引き続き検討したい。(注)義務対象事業者であっても、法律上、消費者庁に報告義務はない。⑤令和5年度に消費者庁が実施した実態調査の結果、義務対象事業者であっても、体制整備の不徹底と実効性の課題が明らかになっている。そのため、政策的に、まずは、義務対象事業者における体制整備の徹底と実効性向上を図ることが重要であり、その後、努力義務対象への対応を図るという段階的な方針をとっている。なお、より効果的な把握方法は引き続き検討したい。⑥消費者庁ウェブサイト内「はじめての公益通報者保護法」ページにおいて、「内部通報制度導入支援キット」と題して解説動画や内部規程例等を公開している。本キットは、内部通報制度を導入していない事業者を対象として消費者庁が作成しているものであり、本キットが活用されることが、すなわち、事業者における体制整備促進に直接繋がるものとなるため、本キットのアクセス数を活動指標としている。なお、より効果的な把握方法は引き続き検討したい。⑦御指摘のとおり、法律上の義務対象事業者の「目標値」は100%となるものの、上記実態調査の結果等も勘案すると、段階的な目標値を設定し、体制整備を促していくことがより適当と考えられることから、100%とはしていない。なお、体制整備状況を継続的に把握する中で、必要に応じて意欲的な「目標値」を設定していく。
FY2025 当初予算(参考)
147,329,000 円
FY2026 概算要求
147,329,000 円

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 4 / 4 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

C株式会社バリューズほか
公益通報者保護制度に関する周知広報
52,082,882 円
D株式会社 ディーワークスほか
公益通報者保護制度見直しの検討等
5,586,605 円
A株式会社TKCほか
公益通報者保護制度に関する各種実態調査
779,484 円
B株式会社 翻訳センターほか
海外の公益通報者保護制度及び実態に係る調査業務
389,896 円