環境省 / 自然環境局 / 自然環境計画課

ネイチャーポジティブ(NP)の実現に向けた生物多様性保全等のための国際協力・ルール先導推進費

予算事業ID 4877 前年度事業 開始 2007年度 主要経費: その他の事項経費 実施方法: 直接実施

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 1.2 億円 のうち 1.1 億円(88.4%)を執行。不用相当額 1,441 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「現状通り」、翌年度要求への反映は「現状通り」。

FY2025 当初予算は 1.3 億円、FY2026 概算要求は 1.5 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「現状通り」に対し、FY2024 当初は 1.2 億円 → FY2025 当初 1.3 億円(+7.9%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

国際機関等を通じた国際協力推進に必要な経費(推進費、支援費等)を通じて、生物多様性保全等に係る地球規模の諸問題の解決を図る。//①, ②生物多様性条約COP15で決定した昆明・モントリオール生物多様性枠組を着実に実施するため、事業者や消費者等の民間部門における生物多様性保全への参画推進、遺伝資源へのアクセスと利益配分に関する名古屋議定書の国内措置の検討及び実施、生物多様性の経済価値評価、資源動員戦略の検討等が不可欠となっている。これらに関する課題を整理し、枠組の関連ターゲットの実現に向けて具体的な制度化を図る上での主要課題を検討することを目的とする。/③生物多様性条約に基づく取組の推進に資するため、アジア地域における国立公園等の保護地域に係る連携のための枠組みを構築し、保護地域の管理水準の向上を目指す。/④環境保護に関する南極条約議定書の遵守及びその国内担保法である「南極地域の環境の保護に関する法律」を適切に執行し、南極地域における環境の保護を促進する。また、世界の乾燥地域における生物多様性の保全及び持続可能な利用等に寄与する。また、国家管轄権外(公海及び深海底)における海洋生物多様性の保全及び持続可能な利用に寄与する。/⑤生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された生物多様性及び生態系サービスに関する科学政策プラットフォーム(IPBES)に基づき、日本国内においても作業部会を設置し、多領域(生態学、社会・経済学、コミュニティ・伝統的知識等)の知見から、生物多様性と生態系サービスの評価・予測を行い、政策立案に資する。

事業の概要

①名古屋議定書実施のための国内措置の実施支援を行う。/②経済・社会における生物多様性の保全と持続可能な利用の主流化を図るべく、生物多様性の保全等の促進方策を検討するとともに、生物多様性の保全と持続的利用に向けた事業者の取組に関する情報収集・発信を行い、国際的な市場競争において有利となるよう、ルールメイキングや市場創造に向けた取組を戦略的に進め、我が国企業のネイチャーポジティブに向けた取組を支援していく。/③「アジア保護地域パートナーシップ」に係る取組として、アジア各国の事情をふまえた保護地域管理の情報共有、能力強化等を実施する。/④南極地域の環境保護について国際的な取組に関する調査検討、南極の自然環境の実態を把握するためのモニタリング、南極の環境保護のため普及啓発等を実施する。また、砂漠化対処手法の検討調査等を実施し、砂漠化対処条約等の国際的取組の進展に積極的に貢献する。さらに、国家管轄権外(公海及び深海底)における活動や状況の調査や、BBNJ協定の締約国会議等の議論に貢献するための情報収集等を行う。/⑤社会・経済的状況の動向を踏まえつつ生物多様性・生態系サービスの変化に関する評価、将来予測を行うため、情報基盤を整備するとともに、日本人専門家のIPBESに関する情報の共有の促進、またこれまでIPBESに関わったことのない専門家へのIPBESの紹介、さらに一般市民を対象にしたIPBESの成果を含めた啓発イベントを開催する。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 1.2 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 1.2 億円 要求の 100%
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 1.1 億円 執行率 88.4%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 1,441 万円 現額の 11.6%
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 現状通り 成果達成率 54.5〜182.5%(6 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 現状通り FY2026 要求 1.5 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算1.2 億円
歳出予算現額1.2 億円

使い道

執行額1.1 億円
不用相当額1,441 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 50,000,000 円 68,000,000 円 33,000,000 円
2022 53,000,000 円 69,000,000 円 134,000,000 円
2023 124,588,000 円 124,588,000 円 98,821,000 円
2024 124,588,000 円 124,588,000 円 110,176,090 円
2025 134,422,000 円 134,422,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202150,000,000 円68,000,000 円33,000,000 円48.5%19,000,000 円2025年度シート
202259,000,000 円53,000,000 円69,000,000 円134,000,000 円194.2%要確認2025年度シート
202345,000,000 円124,588,000 円124,588,000 円98,821,000 円79.3%25,767,000 円2025年度シート
2024124,588,000 円124,588,000 円124,588,000 円110,176,090 円88.4%14,411,910 円2025年度シート
2025164,588,000 円134,422,000 円134,422,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2024 当初 124,588,000 円 → FY2025 要求 164,588,000 円 → FY2025 当初 134,422,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 110,176,090 円(88.4%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「現状通り」 反映「現状通り」

FY2025 当初 134,422,000 円 → FY2026 要求 150,422,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
124,588,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
124,588,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
0 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
124,588,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 124,588,000 円(5件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
110,176,090 円
執行率
88.4%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
0 円
不用相当額
14,411,910 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
点検結果・アクティビティ①について、我が国の遺伝資源利用者に必要な情報を継続的に提供しており、おおむね順調に成果が得られていると考える。・アクティビティ②について、講演・セミナー等を通じ、企業に向けて積極的な情報提供等を実施しアウトプット指標は当初見込みを大きく上回っているなど、順調に成果が得られていると考える。・アクティビティ③について、APAPにおける運営委員会の実施回数を増やす事で有効性のある効率的な事業者実施を行う。・アクティビティ④について、同じ予算でより多くの成果を引き出すため、モニタリングの調査方法等を継続的に見直すとともに、引き続き競争性のある契約を実施する。また、事業の進捗状況を随時把握し、的確な指示を出すことで効果的、効率的な事業実施を行う。・アクティビティ⑤について、IPBES国内連絡会の開催、IPBES関連会合へ向けた情報の整理、IPBES評価報告書への日本の専門家の参画等により我が国の知見をIPBES評価報告書に反映することに貢献するなど、有効な成果を上げている。
改善の方向性
・アクティビティ①について、引き続き海外遺伝資源の適法取得が促進されるよう取組を進めていく。・アクティビティ②について、引き続き国内事業者による生物多様性保全が促進されるよう取組を進めていく。・アクティビティ③について、これまでに得られた情報を生かしながら、自然保護地域の分野における更なる日本のリーダーシップが発揮されるよう、引き続き、日本の取組を世界へ周知できるよう事業を進めていく。・アクティビティ④について、これまでに得られた情報や方法等の実績を生かし、効果的、効率的な事業を実施する。・アクティビティ⑤について、生物多様性及び生態系サービスの分野において更なる日本のリーダーシップが発揮できるよう、引き続き、関連会合への専門家派遣、情報基盤の整備等を実施する。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: 当該事業の目的、現状・課題、概要、アクティビティの効果発現経路、点検結果、改善の方向性のいずれも充実した記載がなされている。南極地域の環境実態把握のための昭和基地周辺における人間活動が環境に与える影響の調査について、「土壌、水質、生物の3種の試料で、基準を満たすか、人間活動が環境に影響を与えていないことを確認できる種類数が一定以上あること」を成果指標としているが、そのことの妥当性には疑問がある。当該指標が達成されることがいかなる意味をもつのか、果たしてそれで南極環境が保全されているといえるのか、一定以上とはどの程度を指すのかといった点が不明確である。
推進チーム所見
現状通り
外部有識者の所見を踏まえて、成果指標の見直し又は内容の明確化を検討すること。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット名古屋議定書に関する諸外国国内措置の分析国数[カ国]75 71.42857
アウトプット企業に向けた定量評価手法及び生物多様性に関する情報開示方法等に関するセミナー等情報提供の実施回数[件]2087 435
アウトプットアジア保護地域パートナーシップに係る運営委員会の会合の開催回数[回]11 100
アウトプット昭和基地周辺において、水質、土壌、生物の3種類を合計10~40試料程度採取する。[試料]00
アウトプット生物多様性及び生態系サービスに関する科学政策プラットフォーム(IPBES)への専門家派遣人数。[人]95 55.55556
アウトカム・長期名古屋議定書締約国会合における決定の数[本]1314 107.69231
アウトカム・短期分析した試料数[試料]127 58.33333
アウトカム・短期国際的なイニシアティブ(SBTs for Nature、TNFD等)及び国内のイニシアティブ(JBIB、経団連自然保護協議会等)に参加・賛同・認定を受けている企業等の数[社]275502 182.54545
アウトカム・短期アジア保護地域パートナーシップのWSの開催回数[回]11 100
アウトカム・短期GBIFに対して日本から登録されたデータの累計登録数[本]1108388413799162 124.49753
アウトカム・中期生物多様性保全に貢献する技術・サービスに関する市場規模[億円]89000
アウトカム・中期作成作業中のIPBES評価報告書の日本人執筆者の割合[%]4
アウトカム・短期ABS指針に基づく報告件数(累積)[件]116 54.54545
アウトカム・長期取締役会や経営会議で生物多様性に関する報告や決定がある企業の割合[%]35
アウトカム・長期土壌、水質、生物の3種の試料の分析により、人間活動が環境与える影響を確認すること。[種]
アウトカム・長期日本の専門家の知見が適切に反映されたIPBES評価報告書が承認、公表される。(2012年のIPBES設立からの累積)[本]10
アウトカム・長期アジアの陸域における保護地域及びOECMの割合[%]16
アウトカム・長期アジアの管轄水域内における海洋保護区及びOECMの割合[%]19.66

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
現状通り
外部有識者の所見を踏まえて、南極地域の環境実態把握のための昭和基地周辺における人間活動が環境に与える影響の調査の短期及び長期アウトカムの成果目標及び成果指標を修正した。
FY2025 当初予算(参考)
134,422,000 円
FY2026 概算要求
150,422,000 円
主な増減理由
ネイチャーポジティブ経済移行戦略(2024年3月策定)及びロードマップ(2025年7月策定)を踏まえ、セクター別の自然資本への負荷・影響に関する調査、課題整理等を進めるとともに、調達やファイナンスにおけるネイチャーポジティブに係る指針等の検討や先行モデル創出等を進め、日本企業の国際競争力の確保をしつつ、ネイチャーポジティブの実現を目指す必要があるため。

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 10 / 15 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

Aデロイトトーマツコンサルティング合同会社
・ネイチャーポジティブ経済実現に向けた各種調査、研究会の開催等
20,390,000 円
E三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
・環境保護に関する南極条約議定書附属書Ⅵに関して、国内担保化に向けた調査検討、とりまとめ/・有識者へのヒアリング 等
18,038,000 円
C公益財団法人地球環境戦略研究機関
CBDCOP等の対応等
16,566,000 円
I株式会社地域環境計画
我が国独自の管理有効性評価の導入に向けて必要な検討
11,947,000 円
B株式会社 エックス都市研究所
ISO/TC331国内審議委員会の運営等
9,892,000 円
F株式会社島津テクノリサーチ
・環境省職員が南極地域観測隊同行時にサンプリングした試料の分析/・分析結果を踏まえた環境実態把握及び今後のモニタリング方法等について検討するに当たっての、学識経験者で構成される検討会の開催。
6,160,000 円
L一般財団法人地球・人間環境フォーラム
・砂漠化に関する情報収集、ザグに関する調査 ・検討委員会の設置・運営 ・オンライン会合の実施 ・報告書の作成
5,720,000 円
Oリトルスタジオインク株式会社
国内の生物多様性情報の整備・集約
5,495,000 円
K株式会社サンシーア
名古屋議定書情報交換サイトの運用・保守等
3,850,000 円
J株式会社オーエムシー
IPBES関連会合への専門家派遣等
3,000,000 円