総務省 / サイバーセキュリティ統括官室

IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築

予算事業ID 808 前年度事業 開始 2019年度 終了予定 2030年度 主要経費: その他の事項経費、科学技術振興費 実施方法: 直接実施、補助

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 15.9 億円 のうち 15.3 億円(96.5%)を執行。不用相当額 5,488 万円。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「縮減」。

FY2025 当初予算は 15.8 億円、FY2026 概算要求は 13 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「執行等改善」に対し、FY2024 当初は 15.8 億円 → FY2025 当初 15.8 億円(増減なし)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

電波を使用するIoT機器が急増し多様化するとともに、それらに対するサイバー攻撃の脅威が増大していることから、IoTに係る様々なセキュリティ対策の強化やIoTの適正な利用環境の構築に向けたリテラシーの向上を図ることで、国民生活や社会経済活動の安心・安全の確保や、適正な電波利用環境の確保を実現する。

事業の概要

上記目的の達成には、利用者やサービス提供者等のリテラシー向上が不可欠であるため、以下の取組を実施する。/① IoTセキュリティ対策の強化/ 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)によるサイバー攻撃及びサイバー攻撃に悪用され得る脆弱なIoT機器の調査、並びにインターネットサービスプロバイダ(ISP)等によるIoTボットネットの観測を踏まえ、IoT機器管理者への注意喚起、様々な関係者との連携による対処の促進及びIoT機器のセキュリティ対策の周知啓発を行うプロジェクト「NOTICE」等の取組を実施する。/② IoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築に向けた情報提供の充実/ IoT機器の安心・安全かつ適正な利用環境の確保に向け、利用実態の調査を行うとともに、必要となるセキュリティ要件や対策をガイドライン等の文書に取りまとめ、周知広報に取り組むことにより、IoTの適正な利用環境の構築に向けたリテラシーの向上を目指す。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 17.2 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 15.8 億円 要求の 91.9%現額 15.9 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 15.3 億円 執行率 96.5%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 5,488 万円 現額の 3.5%
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 76.9〜115.1%(4 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 縮減 FY2026 要求 13 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算15.8 億円
予備費等160 万円
歳出予算現額15.9 億円

使い道

執行額15.3 億円
不用相当額5,488 万円

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 1,283,000,000 円 1,283,000,000 円 1,200,000,000 円
2022 1,143,288,000 円 1,143,288,000 円 1,046,000,000 円
2023 1,201,943,000 円 1,201,943,000 円 1,064,306,000 円
2024 1,584,000,000 円 1,585,600,000 円 1,530,721,000 円
2025 1,584,000,000 円 1,584,000,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
20211,283,000,000 円1,283,000,000 円1,200,000,000 円93.5%83,000,000 円2025年度シート
20221,150,000,000 円1,143,288,000 円1,143,288,000 円1,046,000,000 円91.5%97,288,000 円2025年度シート
20231,201,943,000 円1,201,943,000 円1,201,943,000 円1,064,306,000 円88.5%137,637,000 円2025年度シート
20241,724,000,000 円1,584,000,000 円1,585,600,000 円1,530,721,000 円96.5%54,879,000 円2025年度シート(改訂)
20251,584,000,000 円1,584,000,000 円1,584,000,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2024 当初 1,584,000,000 円 → FY2025 要求 1,584,000,000 円 → FY2025 当初 1,584,000,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 1,530,721,000 円(96.5%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「縮減」 反映額 284,000,000 円

FY2025 当初 1,584,000,000 円 → FY2026 要求 1,300,000,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

年度間の差異(1)

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
1,724,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
1,584,000,000 円
補正予算
0 円
前年度繰越
0 円
予備費等
1,600,000 円
歳出予算現額
1,585,600,000 円
内訳(予算種別)
当初予算 1,584,000,000 円(6件)、予備費等1 1,600,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
1,530,721,000 円
執行率
96.5%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
0 円
不用相当額
54,879,000 円

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
本事業は、通信事業者等が連携して対処する枠組み等を構築し、社会に甚大な被害をもたらすIoT機器に対するサイバー攻撃を未然に防ぎ、国民生活や社会経済活動の安心安全を確保する取組であるため、社会的ニーズが高く、またサイバーセキュリティ戦略等にも記載されていることから、優先度の高いものである。これらから、国費投入の必要性を確保している。支出先の決定に当たっては、一般競争入札を経ており、競争性や事業の効率性を確保している。成果実績及び活動実績については、それぞれ当初の見込みを概ね達成しており、事業の有効性を確保している。
改善の方向性
国立研究開発法人情報通信研究機構法改正に伴い、2024年度より「IoT機器の乗っ取りの予防対策の推進、及び乗っ取られたIoT機器のセキュリティ対策の見直しの推進によりIoTボットネットの活動を抑制し、これに起因するサイバー攻撃の発生と被害を軽減する」取組の見直しを行ったところ、引き続きセキュリティ対策注意喚起等を実施する。また、能動的かつ迅速なサイバー攻撃対処を実現するために、脅威情報や対処事例等の事業者間の情報共有を引き続き促進する。加えて、無線LAN機器をはじめとしたIoTの安心・安全かつ適正な利用環境の構築のために、ガイドラインの改定等を通じて引き続き周知啓発を実施する。
外部有識者点検
公開プロセス(最終実施 2025年度)
推進チーム所見
事業内容の一部改善
・更なる経費の効率化を図り、適正な予算執行に努めること。・公開プロセスの結果を踏まえて修正や見直しの検討を行い、引き続き検討を要する場合は、来年度のシートにて反映できるよう検討を進めること。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプット調査対象IPアドレス数[億IPアドレス]1.21.25 104.16667
アウトプットNOTICEへの参加団体数[団体]9096 106.66667
アウトプット通知対象としたルータ等のIoT機器の数[件]120000183066 152.555
アウトプットファームウェア脆弱性等の観測及び調査の件数[件]
アウトプット国内のボットネット(マルウェアに感染したIoT機器と、そのIoT機器に攻撃指令を出すC&Cサーバから構成される、サイバー攻撃インフラ)における感染端末が通信するC&Cサーバを検知・分析し、対処につなげるモデルケースの構築[件]11 100
アウトプット無線LANのセキュリティ対策に係るガイドラインの周知啓発を行った回数[回]
アウトカム・短期ルータ等のIoT機器の安全管理対策の認知率[%]5043.3 86.6
アウトカム・短期脆弱性への対策ファームウェアのメーカーからの提供数又は脆弱性の公表数[件]
アウトカム・短期分析モデル情報の利用を検討する企業数[社]55 100
アウトカム・短期無線LANのセキュリティ対策に係るガイドラインの利用者数[件]
アウトカム・長期ルータ等のIoT機器の安全管理対策の実施率[%]3540.3 115.14286
アウトカム・長期提供されたC&Cサーバ情報のリストの活用を検討する企業数[社]1310 76.92308
アウトカム・長期公衆無線LANに係る最新のセキュリティ対策を実施している又は実施予定であるという回答の割合[%]

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
縮減
【論点1「本事業の目的や事業内容に照らして適切なアウトカムの成果指標が設定されているか。」について】 <NOTICEについて>・適宜、脆弱性の観測条件の見直しを実施しているため、全体的な指標の設定は困難であるものの、例えば、観測手法、機種等を限定する等で指標化できる同一の観測条件下での指標設定の検討を進める。また、新たにファームウェアの脆弱性のアウトプット、アウトカムの参考指標を追記する。・「一定規模以上のISP」(=契約数5万以上ISP)が保有する総IPアドレス数は約1.3億程度とみられるため、ISPが保有するIPアドレスを概ねカバーできていることを記載する。・NOTICEプロジェクトのウェブサイトにおいて、該当のアンケートの調査概要(調査方法、結果等)の公表を行う。 <無線LANセキュリティガイドラインについて>・アウトプットを含め、短期アウトカム・長期アウトカムの内容について見直しを行い、目標値・達成率を適切に再設定する。 アウトプットについては、総務省としての直接的な活動を掲載する観点から、活動指標を「無線LANガイドラインの周知啓発を行った回数」とする(あわせて目標値も変更する)。 短期アウトカムについては、成果目標を「無線LANのセキュリティ対策に係るガイドラインの利用者数の向上」に変更し(あわせて成果指標も変更)、定量的な指標とする。 長期アウトカムについては、成果指標を「公衆無線LANに係る【最新の】セキュリティ対策を実施している又は実施予定であるとの回答の割合」とし、目標値は、無線LANの規格やアプリケーション等の変化により利用形態が変わっていく中でも、最新の対策が一定の割合(60%)で取られていることが担保されることを目指していく。【論点2「IoT機器が急増・多様化し、サイバー攻撃の脅威が増大する中で、今後どのように取り組んでいく必要があるか。」について】 <NOTICEについて>〇注意喚起の連絡方法については、各プロバイダが実施した連絡手段(メール・郵送等)を毎月の注意喚起の実施ごとに把握をしており、必要に応じてプロバイダと課題等について検討を実施している。 また、機器の製造業者、システム開発業者に関して、関連団体も含め11者のNOTICE取組に参画しており、観測された脆弱性の共有、対策等の連携を進めているところ、さらに参画者を増やしつつ連携の強化を進める。加えて、これまで接触のなかった販売店にも取組の紹介等から連携を検討する。 <無線LANセキュリティガイドラインについて>〇サイバーセキュリティに関する注意喚起・情報提供については、国家サイバー統括室(旧:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC))が各省庁の施策・取組を取りまとめて紹介している。このポータルサイトを通じて、国家サイバー統括室と協力・連携しつつ、無線LANセキュリティガイドラインの周知に取り組む。【論点3「契約において一者応札が多く見受けられるが、改善の余地はないか。」について】〇一般競争入札の複数契約において一者応札が見られることから、調達を適切な単位に分割することや仕様書の要件の数値目標を見直すことで入札の難易度の低減を図るとともに、見積や入札開始の際に幅広い事業者への声掛けを行うことなどにより、単純平均落札率の低減に取り組む。
反映額(一般会計)
284,000,000 円
FY2025 当初予算(参考)
1,584,000,000 円
FY2026 概算要求
1,300,000,000 円
主な増減理由
パスワード設定に不備のある等のサイバー攻撃に悪用され得る脆弱なIoT機器の調査等において、これまでの対応を踏まえ調査等の作業効率化が見込まれるため、翌年度要求額を減少

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 10 / 26 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

A国立研究開発法人情報通信研究機構
パスワード設定等に不備のあるIoT機器の調査等の実施
529,818,891 円
Vエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
電気通信事業者によるフロー情報分析を用いた効果的なIoTボットネットへの対処手法の調査研究の請負
519,860,000 円
BKDDIデジタルセキュリティ株式会社ほか
調査システム増強及び調査結果分析用サーバ群の調達等
491,883,741 円
WKDDI株式会社ほか
電気通信事業者によるフロー情報分析を用いた効果的なIoTボットネットへの対処手法の調査研究の請負
303,079,361 円
GKDDI株式会社
IoT機器等の利用者に対する注意喚起サポート業務等の実施
296,780,000 円
H株式会社博報堂ほか
広報活動の強化における業務支援、IoT 機器のセキュリティ管理実態調査業務等
235,093,891 円
D株式会社三菱総合研究所
NOTICEステアリングコミッティー運営等に関する業務
72,600,000 円
MNRIセキュアテクノロジーズ株式会社
無線LANガイドラインのコンテンツ策定
46,506,240 円
CKDDIデジタルセキュリティ株式会社
5Gネットワークにおけるセキュリティ確保に向けた調査・検討業務等
39,600,000 円
I株式会社マクニカほか
5GネットワークへのAI利用等に関する脅威分析と対策の調査とコアネットワーク機能に対する脅威の実機検証調査等
32,967,000 円