文部科学省 / 科学技術・学術政策局 / 参事官(研究環境担当)

大型放射光施設(SPring-8)及びX線自由電子レーザー施設(SACLA)の整備・共用

予算事業ID 1655 前年度事業 開始 1991年度 主要経費: 科学技術振興費 実施方法: 補助

2025年度シート / 軸: FY2024 執行実績(確定している最新の予算年度)

要点

FY2024 は歳出予算現額 193 億円 のうち 182 億円(94.3%)を執行。翌年度繰越 181 億円、不用相当額は算出不能(要確認)。

2025年度シートの推進チーム所見は「事業内容の一部改善」、翌年度要求への反映は「執行等改善」。

FY2025 当初予算は 159 億円、FY2026 概算要求は 274 億円。

ループ検証(このサイト独自の判定): 2024年度シートの反映「執行等改善」に対し、FY2024 当初は 161 億円 → FY2025 当初 159 億円(−1.6%)。この反映状況は増減を約束しないため判定対象外。

兆候 このサイト独自の判定で、公式の評価ではありません。閾値は zailoop build の引数で変えられます

事業の目的

我が国の科学技術の発展や国際競争力の強化に貢献するため、世界最高水準の明るさ・品質の放射光を利用して、物質の種類や構造解析、様々な機能の解析や分析を可能にする大型放射光施設(SPring-8)及び物質の原子レベルの超微細構造や化学反応の超高速動態・変化を瞬時に計測・分析することを可能とするX線自由電子レーザー施設(SACLA)について、必要な運転時間の確保及び利用環境の充実に努め、学術界・産業界の広範な分野の研究者等の利用に供する。

事業の概要

「特定先端大型研究施設の共用の促進に関する法律(以下「共用法」という。)」に基づき、理化学研究所が設置した大型放射光施設(SPring-8)及びX線自由電子レーザー施設(SACLA)について、安定した運転の確保や必要な施設整備を行い、施設の共用を実施する。また、幅広い分野の研究者等による利用を促進するため、共用法に基づき登録された施設の設置主体とは別の第三者機関である登録施設利用促進機関(公益財団法人高輝度光科学研究センター)が、施設利用研究を行う者の選定(利用者選定業務)を実施するとともに、利用者に対する情報提供・相談・その他SPring-8及びSACLAを利用する上で必要な支援(利用支援業務)を行う。並行して、科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会量子科学技術委員会量子ビーム利用推進小委員会により取りまとめられた「大型放射光施設SPring-8-Ⅱの整備及び我が国放射光施設の今後の在り方について」(令和6年3月19日)及び「大型放射光施設(SPring-8)/X線自由電子レーザー施設(SACLA)中間評価 報告書」(令和6年12月26日)を踏まえ、現行の約100倍となる最高輝度をもつ世界最高峰の放射光施設を目指し、SPring-8-Ⅱの整備を行う。

ライフサイクル FY2024 を軸にした 6 段階。各段から下の詳細へ移れます

  1. ① 要求 FY2024 概算要求 168 億円
  2. ② 成立 FY2024 当初予算 161 億円 要求の 95.7%現額 193 億円
  3. ③ 執行 FY2024 執行額 182 億円 執行率 94.3%
  4. ④ 決算 FY2024 不用相当額 要確認 差額 -170 億円翌年度繰越 181 億円
  5. ⑤ 評価 2025年度シート 推進チーム所見 事業内容の一部改善 成果達成率 91.1〜122.3%(4 件)
  6. ⑥ 反映 FY2026 要求への反映 執行等改善 FY2026 要求 274 億円

お金の内訳 FY2024 の歳出予算現額がどう積み上がり、どう使われたか(全行同じ尺度)

財源

当初予算161 億円
補正予算18.4 億円
前年度繰越13.8 億円
歳出予算現額193 億円

使い道

執行額182 億円
翌年度繰越181 億円

執行額+翌年度繰越が歳出予算現額を 170 億円 上回るため、不用相当額は算出していません(要確認)。

予算年度ごとの推移

予算年度当初予算歳出予算現額執行額
2021 15,055,000,000 円 16,061,000,000 円 15,021,000,000 円
2022 15,055,000,000 円 19,524,000,000 円 17,103,000,000 円
2023 15,055,000,000 円 20,217,000,000 円 18,827,901,000 円
2024 16,114,672,000 円 19,334,143,000 円 18,223,960,000 円
2025 15,857,672,000 円 51,516,168,000 円 0 円

年度をまたぐ推移 シート: 2024, 2025年度。重なる年度は新しいシートの値

FY① 要求② 当初② 現額③ 執行③ 執行率④ 不用相当出典
202115,055,000,000 円16,061,000,000 円15,021,000,000 円93.5%0 円2025年度シート
202216,058,000,000 円15,055,000,000 円19,524,000,000 円17,103,000,000 円87.6%0 円2025年度シート
202315,708,000,000 円15,055,000,000 円20,217,000,000 円18,827,901,000 円93.1%9,440,000 円2025年度シート
202416,831,000,000 円16,114,672,000 円19,334,143,000 円18,223,960,000 円94.3%要確認2025年度シート
202516,724,913,000 円15,857,672,000 円51,516,168,000 円未確定2025年度シート

ループ検証 シートの評価・反映 → 翌年の成立・執行

2024年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2024 当初 16,114,672,000 円 → FY2025 要求 16,724,913,000 円 → FY2025 当初 15,857,672,000 円(2025年度シート)。FY2024 執行 18,223,960,000 円(94.3%) 判定: 判定対象外

2025年度シート 所見「事業内容の一部改善」 反映「執行等改善」

FY2025 当初 15,857,672,000 円 → FY2026 要求 27,418,494,000 円 → 翌年のシートがないため未検証

各段階の詳細 シートの値(全桁)

① 要求 FY2024 概算要求

要求額
16,831,000,000 円

② 成立 FY2024 予算

当初予算
16,114,672,000 円
補正予算
1,839,812,000 円
前年度繰越
1,379,659,000 円
予備費等
0 円
歳出予算現額
19,334,143,000 円
その他特記事項
※金額は単位未満四捨五入して記載していることから、合計が一致しない場合がある。
内訳(予算種別)
第1次補正予算 1,839,812,000 円(2件)、当初予算 16,114,672,000 円(3件)、前年度から繰越し 1,379,659,000 円(1件)

③ 執行 FY2024 執行実績

執行額
18,223,960,000 円
執行率
94.3%

④ 決算 FY2024 繰越・不用(不用相当額は 現額−執行−翌年度繰越 の導出値)

翌年度繰越
18,141,084,000 円
不用相当額
算出不能/差額 -17,030,901,000 円(要確認)

⑤ 評価 2025年度シートの点検・評価

所管部局の点検
本事業は第6期科学技術・イノベーション基本計画の「研究DXを支えるインフラ整備と高付加価値な研究の加速」に位置付けられており、また共用法により国が実施することが定められていることから国費投入の必要性がある。事業の効率性については、大部分が一般競争入札を実施しており、その妥当性や競争性を確保している。一部の一社応札となっている業務については、入札の競争性を高めるため、公告期間を延長したり仕様書を更に精査するといった、継続的な工夫を続けていく必要がある。運営については保守経費の見直しや運転の効率化など毎年コスト削減に努めている。事業の有効性については、稼働率目標である90%を上回る利用運転時間を確保し、また目標以上の成果発表件数を概ね達成し、着実に実績を伸ばしている。
改善の方向性
入札の競争性を高めるため、公告期間を延長したり仕様書を更に精査するといった、継続的な工夫を続けていく必要がある。今後も、事業の効率性向上及び効果的で適切な運営を図ることで、SPring-8及びSACLAの共用の更なる促進及び最先端の研究基盤としての施設整備を行う。
外部有識者点検
書面点検(最終実施 2025年度)
所見: 本事業は、Spring-8のアップグレード等必要な経費と考えられるが、産業界での活用が見える化できるよう、成果指標等について工夫すべきではないか。例えばアウトカムの成果指標が論文数であるが、特許出願数等、企業の秘密保持を考慮しつつ工夫すべきと考える。
推進チーム所見
事業内容の一部改善
本事業については、外部有識者の意見を踏まえ、成果指標の設定について検討すべきである。

成果指標(FY2024)

種別指標目標実績達成率
アウトプットSPring-8の年間運転時間[時間]50005184 103.68
アウトプットSACLAの年間運転時間[時間]51335808 113.1502
アウトプットSPring-8-Ⅱの整備進捗状況(R6年5%→R10 年100%)[%]55 100
アウトカム・短期SPring-8で実施した研究課題数[件]15001835 122.33333
アウトカム・短期SACLAで実施した研究課題数[件]9091 101.11111
アウトカム・短期令和10年度中にファーストビームを達成。[年度]
アウトカム・中期令和11年度中の施設の利用開始[年度]
アウトカム・長期SPring-8に関係した研究の発表論文数(3か年平均)[件]1000911 91.1
アウトカム・長期SACLAに関係した研究の発表論文数(3か年平均)[件]7067 95.71429
アウトカム・長期研究論文の発表件数[件]
アウトカム・長期SPring-8-Ⅱに関係した研究成果の社会実装還元の状況

⑥ 翌年度反映 概算要求への反映と FY2026 要求

反映状況
執行等改善
成果指標も含め事業の成果や進捗を測定し、必要に応じて見直しを行うなど、引き続き適正かつ効率的な事業の実施に努める。
FY2025 当初予算(参考)
15,857,672,000 円
FY2026 概算要求
27,418,494,000 円
うち要望額
557,349,000 円
主な増減理由
予算事業ID020513「大型放射光施設SPring-8-Ⅱの整備」とシートを統合したため。

支出先ブロック FY2024 実績、金額上位 4 / 4 ブロック(ブロック間の資金移動があるため合計は事業総額ではない)

A国立研究開発法人理化学研究所
大型放射光施設(SPring-8)及びX線自由電子レーザー施設(SACLA)の運営・施設整備を実施する。
16,750,041,000 円
C丸紅新電力株式会社ほか
大型放射光施設(SPring-8)及びX線自由電子レーザー施設(SACLA)の運転等
16,190,024,125 円
B公益財団法人高輝度光科学研究センター
大型放射光施設(SPring-8)及びX線自由電子レーザー施設(SACLA)に係る課題の選定を実施するとともに、利用者への支援を実施する。
1,473,919,000 円
D株式会社アンザイオーエーサービスほか
ユーザー用システム調達等
171,236,000 円